
このたび、ならコープ社員様向けキャリア研修に、私たちの「ライフキャリア絵本」を導入していただきました。
研修を主催されたのは、全国で活躍されているコンサルタント、株式会社ウエストウッド・コンサルティング代表取締役の西木様。
絵本作りの持つ創造性に、心理学やキャリア理論を組み合わせたこのプログラムにご関心をお寄せいただいたことが、今回の研修実施のきっかけでした。

——キャリア研修とは?
キャリア研修とは、働く方が自分のキャリアを主体的に考え、将来のありたい姿を実現するための行動を支援する研修です。
自己理解を深め、自分の強み・スキル・価値観を明確にし、未来のビジョンを描く時間でもあります。
——なぜ今、キャリア研修が必要なのか
近年、私たちを取り巻く働く環境は大きく変化しています。
平均寿命の延びにより、働く期間はかつてより格段に長くなりました。定年後も新たな挑戦や働き方が求められ、生涯を通じてキャリアを設計する力が重要になっています。
変動性・不確実性・複雑性・曖昧性に満ちたVUCAの時代。社会や産業の先行きが見えにくい中、従来の「安定志向」だけでは対応できず、柔軟な視点と適応力が不可欠です。
誰もがキャリアの選択を自ら決断し、方向性を描く力が求められる時代になりました。主体的に考え、学び、挑戦することで、変化の中でも自分らしい道を切り開くことができます。
キャリア研修は、このような環境の中で次の目的を果たします。

自ら考え、行動する力を育む
上から与えられる働き方ではなく、自分で目的を見出し行動できる主体性が重要です。主体性を高めることで、変化の多い時代でも自律的にキャリアを築くことが可能になります。

働き続けたいと思える職場づくり
社員が仕事に意義を感じ、組織とのつながりを深めることは、離職率の低下につながります。エンゲージメントの高い職場は、生産性だけでなく社員の幸福感も向上させます。

変化の時代に、自分の軸を持つ
社会や業界の変化に左右されず、自らの価値観や強みに基づいたキャリア軸を築くことが求められています。しなやかで揺るがない軸は、どんな変化の中でも進む方向を示します。
企業と働く方、双方の持続的成長を支える重要な取り組みです。
今回の研修では、キャリアの振り返りやポジティブ心理学による強み分析(VIA-IS)など、複数の講義とワークが行われました。
その中で私たちは、「絵本作りでこれからの人生を表現するワーク」を担当しました。

——ライフキャリア絵本を活用したキャリア研修
絵本作りの過程では、人生経験や無意識の価値観、心にある思いが、自然と絵や色、物語として表れます。
そして完成した作品をグループでシェアすることで、自己理解が深まるだけでなく、相互理解も促進されます。
社員一人ひとりの物語を紡ぐ
現代の働き方は、ただ「会社に勤め続ける」だけではなくなりました。
キャリアの選択肢が広がる中で、社員一人ひとりが「自分はどんな人生を歩みたいのか」「仕事と生活をどう調和させたいのか」を考える力がますます重要になっています。
そのために、私たちが取り入れているのが 絵本を用いたキャリア研修 です。
社員の皆様は、これまでの経験を振り返り(過去)、今の自分を見つめ(現在)、そしてこれから歩んでいきたい未来の姿(未来)を、一冊の絵本に描いていきます。
ナラティブで「自分を物語る」
絵本作りは単なる創作ではありません。自分のキャリアや人生を物語として語り直す、いわゆるナラティブアプローチです。断片的だった思考や感情が「物語」という形に整理されることで、自分の強みや価値観(=自己概念)が浮かび上がり、キャリア自律へとつながります。
絵本がもたらす“親和性と笑顔”
絵本は誰にとっても身近で、世代や経験を問わず受け入れられる“親和性”を持っています。柔らかな表現は人の心を自然にひらき、ページをめくるときにふっと笑顔が生まれます。その安心感が、普段語れない思いを言葉にする後押しとなり、対話の質を高めていきます。
絵本が生み出す“共有”の力
完成した絵本は、グループで読み聞かせながらシェアリングを行います。そこでは、仲間の背景や思いを理解し合い、共感や信頼が育まれます。日常の業務では見えにくい「一人ひとりの物語」を共有することで、心理的安全性が高まり、チームの結束を強めます。
——参加者の声
- 「楽しかった!」
- 「絵を描くなんて何十年ぶりでした」
- 「こんな短時間で絵本ができるとは思わなかった」
主催の西木様からも、
「左脳だけでなく右脳も使うことに意味がある」
というコメントをいただきました。
何よりも印象的だったのは、皆さんが笑顔で楽しそうに絵本を作っていたこと。
場を柔らかくし、人と人との距離を縮める、これこそが絵本の持つ大きな力だと、改めて感じました。

——ライフキャリア絵本はこんな場面で活用できます
- 保育・教育の授業や活動
- 地域イベントやワークショップ
- 社員研修やキャリア研修
- 対人支援の現場で
ワークショップを開催したい、自分の研修に取り入れたい、プログラムを学びたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

