先日、大阪大学にて絵本創作講座を開催しました。

大阪大学といえば、11学部・15研究科を持ち、幅広い分野を学べる国立大学。
そんなキャンパスで、今回は学部や研究分野だけでなく、国籍も文化もバックグラウンドも異なる参加者が一つの場所に集まりました。

多様なルーツがあつまる空間で、物語は静かに始まる

講座当日、初対面の方も多かったのですが、教室に入るとすぐに、ふんわりと柔らかい空気が流れていきました。
なぜならこの日は、「絵本創作」という“誰でも参加できる優しい場” がテーマだからです。

・言語の壁があっても
・表現に自信がなくても
・これまでの経験がバラバラでも

絵本の前では、誰もが“ひとりの表現者”になれる。
その安心感が、場を静かにあたためていきました。

絵本にはその人の感情が現れます。「本当に好きなこと」や「価値観」描かれた世界は本当にさまざま。

・自分の人生に重ねた表現
・好きなことを表現
・思いや感情を表現

鉛筆の運びや色づかいに、その人の「好き」がそっとにじみ、言葉の選び方に、その人の「価値観」が静かに現れていました。

絵本は「自分を物語るための小さな鏡」。
表現したものを見ると、自然と“自分の内側”が映し出されます。

語り、聴き、つながる時間

絵本が完成したあとは、参加者同士が互いの絵本を読み合い、物語を語り合う時間。

興味深かったのは、文化も学部も年齢も違うのに、物語の前では距離が一気に縮まる ということ。
・「その色を選んだ理由が素敵ですね」
・「このページ、私も同じ気持ちになります」
・「そんな背景があったんですね…!」

普段の会話ではなかなか出てこない“その人の深い部分”が、絵本を通して自然にこぼれていました。
まさに、自分を物語り、他者の物語に耳を傾ける時間。

大阪大学という多様性あふれる環境だからこそ、その豊かさがより一層際立ったように思います。

さいごに

今回のワークショップは、ただ絵本を作るだけではなく、
・自分に向き合う
・他者を理解する
・新しいつながりが育まれる

そんな時間になりました。

大阪大学の皆さま、参加してくださった皆さま、素敵な物語を共有していただき、本当にありがとうございました。
またいつか、皆さんの絵本の続きを描ける日を楽しみにしています。